どうも、太陽です。(No8)
スマホって危険というか、危ないの?
スマホの危険性について自覚がないようだね。
だからこそ、「あなたのスマホがとにかく危ない」という本が出版されたのだろう。
デジタルネイティブ世代(主に、10代〜20代)、さらに中高年以上の世代にも「スマホの犯罪などに巻き込まれないための要注意点」が網羅されています。
デジタルネイティブ世代でも、案外、スマホに強いかと思いきや、盲点があるのです。
(特に10代は危険です)
中高年以上の世代は、デジタル音痴です。
なので、それこそ、この本を読んで最低限のセキュリティ対策をした方がいいです。
今回は、この本から、僕が参考になった箇所を一部だけ抜粋し、短文書評なども書きます。
興味がある人は続きをお読み下さい。
1 僕が参考になった箇所を抜粋
「あなたのスマホがとにかく危ない」という本から、僕が参考になった箇所を抜粋します。
「スマホを落としただけなのに」という映画はまさにリアルで起こり得ることだということです。
スマホの危険性を浮き彫りにしたのが、あの映画です。
1 「スマホを落としただけなのに」(2018年)
2 「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(2018年)
の2作が映画化されています。
さらに、「スマホ拾っただけなのに」も映画化されています。
(2019年)
Amazonプライム・ビデオはこちらから。
3作とも、AmazonPrime会員なら無料で観れるね。
また、映画の続編?としての小説「スマホを落としただけなのに 戦慄するメガロポリス」もあります。
この映画や小説を読むと、スマホの危険性がよくわかります。
「スマホで犯罪に巻き込まれるリスクがあるのだなぁ」と実感できるので、お勧めです。
元捜査一課の著書なので、事件の実例が多いです。
それだけ、実際にリアルに事件が起きているのでしょう。
ちなみに、デジタルタトゥーとは「一度アップされた画像が保存・拡散されて消せないネット上の入れ墨」という意味だね。
さて、スマホの利用率は全世代平均で87.0%で、最も高い20代は99.0%です。
SNSを利用する層も多く、最も利用率が高いのはLINEで82.3%。
以下、Twitter37.3%、Instagram35.5%、Facebook32.8%と続きます。
SNSは同じ趣味嗜好の人と気軽につながれる・ほしい情報や最新の情報を得られる、という便利さがあります。
反面、犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクも高いです。
本には6つの実際にあった事件を詳細に、ストーリー形式で載せています。
詳しくは本をお読み下さい。
(ぞっとする話だらけです)
2018年にスマホや携帯電話を失くしたと届け出があったのは25万7718件です。
また拾ったと届け出があったのは15万6071件。
つまり、東京だけで、差し引き10万1647台が失くしたまま消えてしまいました。
スマホは個人情報の塊です。
「もし盗まれたら、どのように悪用されるか?」ぞっとする人も多いでしょう。
ロックをかけるのは最低限の行為だ。
スマホを失くした場合に備えて、iPhoneなら「iPhoneを探す」、Androidなら「デバイスを探す」という機能を使おう。
「現在位置の特定や画面の遠隔ロック、データの消失など」を行うのがいいよね。
スマホに登録したクレジットカードや電子マネー、キャッシュレス決済などの契約会社に利用停止の連絡を入れます。
また、一度スマホを失くしたら、戻ってきてもSNS等のパスワードはすべて変更すべきです。
パスワードを安易で見破りやすい簡単なものに設定する、横着な人が多いです。
(誕生日などの推測しやすい数字も危険です)
「パスワードに誕生日など推測されやすいものを避けて設定している」割合は、全体で47.0%。
10代は36.6%、20代は39.0%。
半分以上の人がなんと「推測しやすいパスワード」を使っているのかぁ。
また、Androidoのパターン認証は、覗き見に弱いという欠点があります。
加えて、「夫婦や恋人間でのパスワードのや指紋の共有をしないこと」も大事になります。
日本では全体の17%が、「デバイスにアクセスするためのパスワード」をパートナーに教えているとは驚き!
(18%の人は「自分のSNS等のアカウントのパスワード」も教えていた)
「パートナーへの愛と信頼の証」ということでしょう。
ですが、男女の仲は永遠ではなく、別れた場合、トラブルの火種になるのです。
全体の12%が「復讐として相手の個人情報を公開した、または公開したいと思った」と回答しています。
また、回答者の31%は別れた後もSNSを通して相手を監視しています。
で、21%が「アクセス可能な相手のアカウントで相手を見張った」そうです。
本にはいろいろな対策手段が書かれています。
以上、81ページまで簡単に紹介してきました。
1 | SNSで自滅する人がやっていること 「特定班・特定屋・晒し屋の手法」も書かれています。 「位置情報の削除の仕方」、「不適切投稿の代償は一生モノ」など、情報満載です。 |
2 | SNSを安全に使うための設定 (僕は早速、本の通りに設定しました。見過ごしていた点があり、怖いと思いました) |
3 | スマホから身を守るリテラシー (「フィッシング詐欺」、「安全なWifiの選び方」、「SNSで性犯罪に巻き込まれる少女たち」、「SNSで加害者になるケース」、「SNSの闇バイト」、「わが子を破壊させない「スマホの持たせ方」」など、情報満載です) |
4 | 進み続けるデジタル社会で必要な力 (「スマホが奪うコミュニケーション能力」、「スマホが奪う直観力」、「デジタルとアナログの融合」など) |
カップルであろうと、本人の同意のないアプリ等のインストールは、不正指令電磁的記録共用罪に問われる可能性があると。
過去には夫婦での逮捕歴もあるよ。
3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられるというれっきとした犯罪なんだね。
例えば、パートナーに無断でグーグルマップのアプリをインストールすれば以下の法に触れます。
不正指令電磁的記録供用罪です。
タイムラインの履歴を許可なく閲覧した場合は不正アクセス禁止法に触れる可能性があるとあります。
僕は、信頼・信用し合っているパートナーだからこそ、逆に「お互いのスマホを見ない」方にシフトすべきかなと思います。
あとは、「恋人のスマホやLINEを見るとろくなことにならない」、とよく言われますね。
1 | 多額の損害賠償を請求される。 |
2 | バイトや仕事をクビになる。 |
3 | 大学の推薦入学を取り消される。 |
4 | 就職で不利益を受ける。(履歴書の段階でハネられたり、内定の取り消しに遭うなど) |
5 | 結婚が破談になる。 |
6 | 炎上事件とともに自分の個人情報が半永久的にネットに残る。 (いわゆる、デジタルタトゥーですね) |
詳しい解説は本をお読み下さい。
結婚を前提に付き合っているカップルがいたのですが、以下の事件がありました。
本気で結婚を考えていた大企業の男性が、付き合っている女性の過去を探偵を使って調べたのです。
その結果、女性が数度だけ?風俗系で働いていることを突き止めました。
さらに、リベンジポルノに遭っていたこともばれて、その映像を男性はなんと入手したのです。
そのことを知った男性は、その女性との結婚を取りやめ、結局、カップルは別れることになりました。
結婚前に、探偵を使って女性の過去を調べる男がいたとは、驚きだね!
探偵も「そこまでやるか?」と思う。
ネット上に記録が残りそうな黒い行動は自己防衛のためにも慎むべき、という教訓だなぁ。
ある男がオービス(速度違反自動取り締まり装置)にかかりました。
で、制限時速40kmの道路を時速78kmで走行して、速度超過しました。
普通はこんなことでは逮捕されません。
ですが、ネットのデマを信じて警察からの出頭要請を拒み続けて、逮捕されてしまったのです。
男が信じたネットのデマは以下です。
オービスの写真に写った車のナンバーから車検証の持ち主の住所に通知が届く。
↓
写真1枚では本人と断定できない。
↓
上申書に「運転していたのは自分ではない。車は第三者に貸していたが、その人の名前は明かせない」と書いて警察に提出。
↓
出頭を拒めば大丈夫。
素直に警察の出頭命令に応じていれば、逮捕までされなかったのです。
ネットにはデマがかなり出回っており、信じ込むと危険なのです。
以上、本の内容のほんの一部を紹介しました。
もっと詳しく知れば、「スマホの危険性を減らせて、犯罪に巻き込まれるリスクも減らせる」かと。
ぜひ、本を読んでみてください。
2 短文書評
短文書評を載せます。
「あなたのスマホがとにかく危ない~元捜査一課が教える SNS、デジタル犯罪から身を守る方法」3.5点。
デジタルネイティブ世代から中高年以上の世代まで幅広くスマホのセキュリティや事件に巻き込まれないための方法などが満載の本。
元捜査一課の著書ということで事件事例が満載。
この本を読んで、以下のことを感じた。
子供さんはもちろん、高齢者層にもスマホの危険性を充分知ってもらうために、本を読める人が代わりに読んで、対策を打っておくことは大事だと。
大切な家族や知り合いを守るために!もちろん自分も守れます!
ぜひ、一読を勧めます。
ではこの辺で。(4213文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
参考・引用文献。
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